【自己紹介】 

 古田清悟と申します。

1963年 福岡県北九州市生まれ

・2020年 自衛隊を退官とともに、万年筆工房FURUTAを開設、久保氏に師事しペン先作成の助手をしつつ、機材等の関係業者の新規開拓や加工治具の改良に努めています。

・2021年 久保工業所の近傍に工房を移転し、久保氏との連携を密にし作成・販売拠点を確立

【久保氏との出会い】

 ハワイで見かけた木軸(コアwoodでした)万年筆の美しさに魅せられ趣味で万年筆作りを始めました。ある方から久保氏を紹介していただき、お話をしたところ、一度旋盤を持ってきて万年筆づくりの技術を見せてくれと言われ、自家用車で旋盤と道具一式を久保工業所に運び込み実演したところ、加工要領に興味を持たれ沢山の質問をいただき、好奇心旺盛な姿に驚きましたが、このご縁が始まりで、それから10年以上ご指導をいただき、試行錯誤を重ねつつ久保氏に万年筆の軸を提供し、育てていただきました。 

 

【自分を磨き続け、人を喜ばせたい】

 30有余年、自衛隊に勤務し、自分を磨き、人のため国のために役だつことを生き方としてきましたが、退官後もそうありたいという想いを強くし、90歳を過ぎてなお創作意欲が旺盛で万年筆を通じて多くの方に喜びを与え続けている久保氏の姿と自分の考えが重なり、2020年春、自衛隊を退官して久保氏を直接お手伝いしたいとの思いで葛飾区堀切に工房を構えました。

 

【遂に弟子入り】

しかし、当時はコロナ禍での緊急宣言が発令され、久保工業所に通うこともできず、工房にこもって軸やケースを作成することになりましたが、私の覚悟を受け入れていただき、第一回目の緊急事態宣言が明けると同時に久保氏に師事しペン先つくりの助手としてお手伝いをしつつ万年筆に関わる各種技術を学んでおります。

 久保氏の優しく謙虚なお人柄に魅了され、手掛ける万年筆の素晴らしさに感嘆し、久保氏の万年筆を一本でも多く世に出し、その素晴らしさを多くの方に味わってほしいとの想いで久保氏をお手伝いし、唯一無二の技術を継承すべく日々精進しております。